みなさんは、伊豆長岡温泉に芸者さんがいることご存じですか?芸者さんがいるのは、京都だけではないんです。
「せっかく伊豆に行くなら、いつもと違った体験がしたい」
「伊豆の歴史を体感してみたい」
「伊豆にいる芸者さんと関わってみたいけど、どんなふうに楽しんだらいいかわからない」
そんな風に思っている皆さんに、伊豆の芸者さんの基礎知識や、芸者さんとのお座敷遊びの楽しみ方などをご紹介します!
芸者文化の基礎知識
画像:伊豆の国市提供
芸者とは、三味線、歌、舞の芸でお客さんを楽しませる芸をする人のことです。芸者というと、主に京都をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
伊豆長岡温泉は、大正から昭和初期にかけて多くの旅館が開業するとともに、犬養毅、与謝野晶子、武者小路実篤など多くの著名人を初めとするの宿泊客が訪れるようになったことから、各種の娯楽への需要が高まり、芸者置屋が設けられました。
そのような流れの中で、芸者さんの芸事に磨きをかける場として『公認伊豆長岡芸者学校』が設立。このように学校と認められた芸者養成所があるのは、実は伊豆長岡と京都だけなのです。伊豆長岡は京都と並び、芸者文化が根付いているのですね。
伊豆長岡温泉は、2つのエリア(古奈と長岡)に分かれていますが、昔は各エリアに「芸者置屋」という芸者の所属事務所がありました。現在はこの2つの事務所をまとめたものが、「伊豆長岡見番」として、芸者衆による伝統芸能が今日まで受け継がれています。伊豆長岡見番では、現在も芸の師匠のよるお稽古が行われています。
芸者さんとなにするの?お座敷遊びの遊び方など
画像:伊豆の国市提供
芸者さんをお呼びすると、お座敷では、季節感やその場の雰囲気に合わせた小唄や長唄に合わせて踊りを披露してくれます。芸者さんは芸のプロ。その宴席にあわせた盛り上げをしてくれます。
歌や踊りのお披露目が終わり、場も盛り上がって来たら、一緒にお座敷遊びの時間。お座敷遊びというとなんだか難しそうな感じがするかもしれませんが、そんなことはなく、簡単な説明で一緒に楽しむことができますよ。
例えば、「おひらきさん」。これは向かい合わせに立ち、「おひらきさん」の声に合わせてじゃんけんをし、負けたほうが少しずつ足を開いていくゲーム。先に手をついたり倒れたりした方が負け、というシンプルなルールです。芸者さんと一緒に簡単なゲームで遊べるなんて、なんだか楽しそうですよね。
伊豆の地で芸者文化に触れよう
いかがでしたか?伊豆の芸者さんのことを少しでも知っていただけたでしょうか。
伊豆の国市では、芸者さんを見て楽しむだけではなく、自分自身が芸者さんと一緒に遊ぶこともできます。
日本でも貴重な芸者文化が根付いた地で、ぜひ芸者文化を楽しんでみてくださいね。