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伊豆長岡温泉の未来を体感! 温泉街をもっと満喫するソーシャル・グッドなサービス6選

「泊まる温泉場」から「通える温泉場」へ。 伊豆長岡温泉では、歴史ある温泉街の情緒を大切にしながら、地域の資源や人々の想いを繋ぎ、誰もが気軽に、そして環境に優しく楽しめる新しい旅のスタイルが生まれています。観光で訪れる方に心も身体も満足していただくだけでなく、地域住民の暮らしも豊かにする、未来志向のサービスをご紹介します。

1. 温泉街を風のように駆ける! 乗り捨て可能な電動シェアサイクル「いずなかシェアリング」

伊豆長岡温泉の魅力を、風を感じながら満喫しませんか? 市内26か所のステーションと83台の自転車を擁する「いずなかシェアリング」は、伊豆長岡温泉はもちろん、伊豆の国市の歴史や文化、観光農業や自然の豊かさを感じながら、さらに一歩踏み出し、三島・沼津・清水町といった周辺エリアでの乗り捨ても可能にした広域連携も可能なモビリティツールです。

駅前や公共施設はもちろん、温泉場や市内の観光施設にもステーションを配置することで、「ちょっとそこまで」の湯めぐりも、「足を延ばして」の地域周遊も格段に便利になりました。環境に優しい電動アシスト付きで、堤防の上り下りや源氏山などのちょっとした斜面もスイスイ。地域に溶け込む移動で、まちの表情をより深く味わえます
いずなかシェアリング

2. 街に泊まる、温泉を味わう。キャンピングカー拠点「いずなかRVベース」

「街に泊まる温泉場」をコンセプトに、地域の飲食店や土産物、日帰り温泉施設との連携を進める「さかなやステイ」から生まれたのが「いずなかRVベース」です。周辺の宿泊施設が満室でも、旅人がこの地域を楽しめるよう、さかなやステイの駐車場を車中泊のベースキャンプとして開放しました。

電源(鍵つきコンセント)24時間利用可能なトイレ(ウォシュレット)を完備し、周辺5か所の日帰り温泉で使えるお得な外湯券を販売。伊豆半島の真ん中にあり伊豆随一の人気施設「伊豆パノラマパーク」に歩いて7分の場所にあり、西伊豆にも東伊豆にも南伊豆にもアクセスが抜群。旅のプロも認める利便性の高さから、今や伊豆半島を周遊する車中泊ファンの拠点となっています。旅のスタイルを選ばず、地域経済に優しくアクセスできる、新しい「ローカルステイ」の形です。

いずなかRVベース

3. 温泉愛が詰まった、超人気スモールモビリティ! 電動トゥクトゥク「伊豆長岡BASE」

2025年春にレンタルがスタートするやいなやSNSやメディアを賑わせたのが電動トゥクトゥク「E-qv」です。その人気は伊豆長岡BASEから瞬く間に修善寺BASEへと広がり、御殿場や伊東からも拠点開設の声がかかるほど。

この事業は、地域の二次交通として導入したシェアサイクルでは周遊が難しい雨天時や、自転車による移動に制約のある方・高齢者の方にも、「もっと気軽に旅を楽しんでほしい」というまちづくりの想いに共感した株式会社Y2によってスタートしました。移動の不便さを解消しつつ、楽しさも提供する新たなモビリティは、まさに伊豆長岡温泉への愛が詰まった、地域ファーストの取り組みです。

E-qvレンタルサービス「伊豆長岡BASE」

4. 手ぶらでGO! 観光を身軽にするスマートロッカー「SPACER」

都心や西日本で導入が進むスマートロッカー「SPACER」が、なんと伊豆長岡温泉に2か所も登場しました! 温泉駅の愛称で親しまれる「伊豆長岡温泉ミライステーション」と、賑わいの拠点「いずなかビレッジ(さかなやステイ横)」で利用可能です。

これにより、ハイキングや周遊の前に荷物を預け、手ぶらで長岡南浴場や周辺の飲食を楽しめるように。島なみ海道でのサイクル旅や、都心のホテル連携サービスのように、預けた荷物が自宅に届くといった未来のサービスも射程圏内。旅のストレスを減らし、「身軽さ」という新しい価値を提供します。

スマートロッカー「SPACER」

5. 地域との共生を目指す、お得な「外湯券」(湯めぐりチケット)

伊豆長岡温泉に残る古き良き個性的な温泉旅館と、まちづくりを志す人々の想いが繋がって実現したのが、この「外湯券」です。現在、街づくりの取り組みに共感した5つの温泉施設と連携し、リーズナブルに湯めぐりを楽しめる温泉券を販売しています。

5つの施設のうちいずれか一つに入浴できるこの券は、いずなかRVベースの利用者やビジネス客はもちろん、伊豆長岡温泉は「敷居が高い」と感じていた周辺自治体の皆様にも大好評。「泊まれる温泉場」から「通える温泉場」へ。地域の皆さんが暮らしの中で気軽に利用できる、愛される温泉場を目指すサービスです。購入は、いずなかビレッジのさかなやステイ管理棟まで!

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6. 立ち寄り充電が「旅の体験」に変わる! EV充電スポット「いずなかベース」

環境に優しいEV(電気自動車)で伊豆長岡温泉を訪れる方へ。あなたの充電時間が、最高の「温泉街エンターテイメント」へと変わります。

「街に泊まる」をコンセプトに、地域の賑わい拠点として整備された分散型複合施設「いずなかベース」に、EV充電設備が誕生しました。無駄な充電の時間が、楽しい温泉場の体験の時間に代わります!

  • 充電中の癒やしと楽しみ 「いずなかベース」内のフロランタンとカヌレのお店「yuu」で、美味しいスイーツとコーヒーを味わっている間に充電が完了。また、「さかなやステイ」にご宿泊中なら、夜間にゆったりと充電が可能です。
  • 動くエネルギー・モビリティ連携 充電を待つ間は、1〜5で紹介した地域のサービスをフル活用!
    • 「いずなかシェアリング」(電動シェアサイクル)や「E-qv」(電動トゥクトゥク)に乗り換えて、身軽に温泉街を周遊。
    • 「外湯券」で古奈温泉・長岡温泉の個性が光る外湯巡りへ。
    • 充電拠点である「いずなかベース」周辺の飲食店や土産物屋で、この地域ならではの食体験を楽しむ。

EVの充電時間が、これまでの「待ち時間」ではなく、『地域の魅力と触れ合う「アクティブな旅の時間」』に変わります。環境に配慮した選択が、より豊かで楽しい旅へと繋がる、ソーシャル・グッドな体験を伊豆長岡温泉でお試しください。

以上、温泉街をもっと満喫するソーシャルグッドなサービス6選でした。今後も新しい技術を活用した新たな取り組みと心のこもったおもてなしで、観光でお越しの方も、周辺自治体や地域で暮らす皆様にもいつまでも愛され訪れてもらえる温泉場を目指します。

既存の文化や今ある街の魅力を丁寧に見つめなおし、行政や事業者による大きな投資だけでなく、一人ひとりの皆さんの行動変容引き起こす、課題解決から価値創造を意識して温泉場の未来を描いていきます。